社会福祉士又は精神保健福祉士国家試験の受験勉強に本腰入れ始めた方は、こう感じる瞬間があるかもしれません。
覚える量が多すぎて、試験日までにまんべんなく覚えられるのだろうか。
どうやったらもっと楽に、効率よく、覚えることができるのだろうか。
何を隠そう私自身が両資格試験時に思ったことがあるある体験です。
あまりにも覚える知識が多すぎるために圧倒されてしまい、くじけそうになってしまう。
ようやく覚えられたつもりなのに、翌日確認したところ、すっかり抜けてしまっている。
こういうことが繰り返されると、先の見えない不安に押しつぶされてしまうようになってしまう瞬間も訪れるでしょう。
そこで覚えていると、視点が広がるきっかけになるのが「量質転化の法則」です。
量質転化の法則とは?
ある一定量をこなすことで、質へと転換していくことで、沢山の「量」を積み重ねると「質」に変わることで、良質に変わるためには、とにもかくにも量をこなす必要性があるという法則です。
勉強にあてはまると、「分かる」という理解、「解ける」という現象が生まれるためには、何度も何度も「分からない」「解けない」の壁を乗り越えた先にできる瞬間が待っているという感覚です。
勉強初期のインプット中心期ではなかなかイメージしにくい感覚ですが、数十日単位で継続していくと、必ず実感することができます。
そこに到達するまでに、諦めて見切ってしまう受験生が多いのです。
私の場合は、2年前に受験した公認心理師や去年受けた国家資格キャリコン学科試験の初期段階では、1日1時間の勉強が限界でしたが、20日も続けていると、限界突破できて、2時間以上もこなせる日も重なりました。
あれだけ分からなかった内容や、語句の意味も、点と点がつながったようで、4年前の過去問を復習しても解けるようになっていて、勉強がスムーズに進むようになったのです。
まさに量質転化の法則で、量をこなしていくと、質へと転換し、質が上げると更に量を増やせることになるというサイクルだと感じています。
知識の引き出しが増えて、勉強の習慣が身につくと、問題を解ける量も増えて、耐久時間も増えて行くのですよね。
私だけではなく、過去に社会福祉士、精神保健福祉士国家試験に合格された方の多くは経験されていますし、きっとこれまで他資格試験や学校入試等を経験されたことがある方ならば、分かるところはあると思います。
先の見えない不安が押し寄せてきたら、「このまま進んでいれば大丈夫」「量をこなしていれば質に伴っていける」と思い描きながら一進一退して行ってくださいね。
それでもなかなか結果が伴わずに、やる気が起きにくい時に。
関連記事として、以前配信した「成功曲線の法則」についても併せてご覧ください。