先日記事にした多大なる反響をもたらした『職場の「困った人」をうまく動かす心理術』が4月24日に発売されて、早速Amazonレビューが複数寄せられています。
ここにきて、筆者が現在産業カウンセラー保持者ではなかったことが明らかになったり、日本カウンセリング学会の会員ではなかったことも該当法人から回答があったようです。
産業カウンセラーは国家資格キャリアコンサルタントのように、5年毎の更新で、必要な研修を受講することが条件になりますので、取得後に更新されなかったのでしょう。
ただし、肩書としては使えなくなってしまうので、今回表紙を「心理カウンセラー」に差し替えたものとして出版された物もあるようです。
出版停止を求める電子署名は当初の目標を突破し、現在も賛同する方が増え続けています。
当の筆者は沈黙を保ち続けていますが、今後いつ、どのタイミングで何を発信されるのかに注目し続けています。
私が今回の動向から思い出した実体験は、「非を認めない大人」の怖さです。
過ちを過ちとして認めず、自分の視点や判断が全てのように押し通そうとして、周りにも従わさせようとする強硬な態度を示してくる大人が私の周りにもいました。
そういう空気感が充満されると、その空気感に合わせられない人間が心身ともに異変が生じるようになって行くのです。
そのような人間とずっと一緒に仕事をしていると、まるで自分の価値観や考え方が世の中の常識からズレてしまっているような感覚に陥ってしまうようなこともありました。
「おかしい」という違和感や具体的な言動について思い切って指摘したこともありますが、聞く耳を持たずに、あくまでも自身の主義思想を貫き続けるだけでした。
その相手が上司だったり、上下関係がある人間ならばなおさら空気を変えることは不可能に近いです。
自分の正義を全面に出して議論しようとしても、暖簾に腕押し、焼け石に水になるだけではなくて、心労が募る一途。
「置かれた場所で咲きなさい」という言葉が流行った10年以上前とは相反するように、このようなぎこちない空気感では自分らしさを咲かせることほど難しいものはありません。
解決策としては、相手もしくは自分が異動や退職等で環境から離れること、のらりくらりと真正面から闘わずに、自分は自分ができる最善を尽くすこと(クライエントに対して)の二点でした。
前者は転機によって変わるという点で、後者はその環境を続けること前提で、自分自身のスタンスを工夫するという考えですね。
「おかしい」というヒヤリハットや違和感が拭えない場合、自分の感性がズレているかどうかは遅かれ早かれアクシデントにつながって「答え合わせ」になるというパターンが多かったです。
また、他にもそう感じている同僚やクライエント等がいて、声に出している方がいたら、自分だけではないという証明です。
自身の非を決して認めない方は、いずれ取り返しがつかないことになって自身に不利益が生じて内省するようになるか、そのままスタンスをずっと続けられるかどうかですが、いずれにせよこちらから変えようとすることは至難です。
そのような環境から心を侵食されて、自分らしさを失わないように、そこから離れる、逃げる、第三者に意見を尋ねる、最新の業界知識や倫理観を学ぶことで客観的な視点を保ち続けてくださいね。