前進あるのみ
私はこの言葉が好きです。
過去を振り返らず、つまずいても立ち上がって前に進んでいけるような強い人間でありたいと、何度も自分に言い聞かせてきました。
しかしながら、社会福祉士本試験においては、前進あるのみ思考は、危険な一面も兼ね備えていました。
覚えたつもりで、次の問題に飛ばしてしまうと、すっかり忘れてしまうことに後から気付きました。
社会福祉士本試験のように広大な試験範囲において、復習ほど肝心要になってくる作業はありません。
人間の脳は忘れるように作られている。
この大原則から目を逸らしてはなりません。
たとえその時、問題が解けたとしても、数日後にはすっかり忘れている可能性が高いのです。
忘れることを怖れずに、後ろに戻る勇気を持ってください。
私が大好きな歌詞で、「365歩のマーチ」という曲があります。
フレーズに、
『幸せは歩いてこない だから歩いて行くんだね一日一歩 三日で三歩 三歩進んで二歩さがる』
という部分がありますが、社会福祉士本試験も、三日分こなしたら、踵を返して、二日分復習するくらいのやり方が、その先にある合格という幸せにたどり着くために、大切な考えだと思います(ちょっとこじつけてしまいましたが)。