合格体験談の最後は、平成25年度試験合格体験談で寄贈してくださった方の中で、最高齢の体験談になります。
今年度の61歳以上の合格者数は300名になりますが、76歳で見事合格を成し遂げたトラサンの体験談は、読んでいて勇気を活力を与えてもらえる内容です。
稀有な体験談をくださったトラサンにはこの場を借りて改めてお礼を申し上げます。
参照:第24回試験に68歳で合格された方の紹介記事⇒高齢だけに、試験に合格できる自信が全くない
ペンネーム:トラサン
年齢:76歳
~内容~
NHK学園の2年間の通信課程に入学し、10数回の東京でのスクーリングと猛烈な数と、厳しい採点のレポート提出、それに180時間の福祉施設での実習と結構ハードなスケジュールでしたが、ようやく卒業して受験資格を取得し、74歳の平成24年度の最初の受験をしました。
しかし、それなりに勉強をしたつもりでしたが知識不足で、合格には届きませんでした。
そして、25年度の2回目の試験では、非常に難解な問題が多く、回答を絞り込むのが困難でした。
回答しながら、今年はとても無理だと半ば諦めながらの気持ちになり、途中からかなりいい加減な気持ちで問題に取り組んでいました。
結果は、不合格でした。
しかし、合格ラインは72問(正解率48%)というとてつもなく低く、過去にはない合格ラインでした。
私の正解は70問で僅か2点の不足でした。
投げずに、もっと慎重に問題に取り組んでいれば、十分合格ラインに入っていたはずです。
自分だけが難しかった分けではなく、皆が難しく悪戦苦闘していたわけですね。
このことが、3回目の試験の教訓になりました。
今回の26年度の試験では、どんなに難解な問題が出題されても、決して諦めずに真剣に取り組むことを一番に心掛けて受験に臨みました。今回の合格発表の時には、誕生日を過ぎたばかりの76歳になりました。
昨年に4年間勤務した刑務所を退社し、この4月からは、訓練校の危険物取扱者受験講師に採用されました。
これは、55歳の定年まで勤めた会社に入社したときに2年間ほど一緒に仕事をしていた人からの紹介です。
50年近く会っていない人からの紹介でした。
今回の福祉の勉強で「弱い紐帯」という言葉を知りましたが、今回の仕事の紹介は、正しくそんな人からの紹介でした。
76歳での合格ですが、私自身いままで年齢はあまり意識したことがあまりありません。
自分で年齢の線引きをしないことが大事ですね。
それに家族がいつも私のやりたいことにはいつも全面的に賛成してくれて、協力をしてきてくれていることも大きかったと思います。
取り留めもない体験談ですが、参考にしていただければ幸いです。