シクシク。
あら、タイゴウくん、哀しい夢でも見てしまったのかしら?
昨日が最終回のドラマ『仰げば尊し』の余韻が残っていて、朝からフィードバックしていたんだ。
タイゴウくん、あのドラマを毎週欠かさずに見ていたわね。
将来の夢の一つが吹奏楽部の顧問だったんだっけ?
そのトーリ。
ますます教員になりたくなったよ。
まずは教員免許を習得するところからね。
ウカるんちゃん、社会福祉士・精神福祉士では教職に就くことは出来ないのかい?
講師という立場ならば大学や専門学校で教壇に立つことは出来るけれど、一般的には放課後児童健全育成事業の児童指導員として学校で働けるチャンスはあるわ。
なんだか難しい漢字が並んでいるけれど、社会福祉士でも学校で働けるチャンスもあるんだね。
放課後子ども教室というような名称で、小学校内の空き教室を使って子ども達の居場所作りを支援する現場の指導員としての要件資格に社会福祉士が該当するわ。
学童のようなイメージだね。
ボクが指導員になれたら子ども達にけん玉を教えてあげタイな〜。
保育士や教員免許も該当資格だけれど、社会福祉士を掲げる場所が増えている傾向があるわね。他にも、SSW(スクールソーシャルワーカー)も有名で、教育相談室、教育研究所に配属されて、学校に頻繁に訪問する機会があるわね。
ふむふむ。
他にも、東京都で募集を始めたユースソーシャルワーカーや、全国の精神保健福祉センター(精神保健福祉士のみ)といった場所で、不登校支援等の心の支援員に就くこともできるわ。
参照:平成28年度ユースソーシャルワーカー募集要項
https://www.jassw.jp/topics/pdf/16020401_1.pdf
人生の岐路に立たされている青少年や親御さんの直接支援が出来るんだね!
ええ。他にも児童相談所や子ども家庭支援センター等で虐待対策ワーカーとして採用を募集しているところもあるわ。
児童相談所については以前も話題に出したことがあったね。虐待問題は年々深刻になってるから、重要な役割だね。
そうね。専門性が増しているという意味で、精神・社会福祉士有資格者に求められている期待値も高くなっているわね。近年の試験で関連問題が出題されるのも時代を物語っているわ。
ところで、ウカるんちゃんが紹介してくれた職場は正規職員の採用もあるのかい?
ええ。毎年正規職員を募集している自治体があるけれども、狭き門であることが多いことと、年齢制限が設けられていることと、公務員試験に合格しなければいけないことがポイントね。それに、採用後も希望の職場に配属されることは多くはないわ。
となると、公務員試験を受けないと上の職場に就くことは出来ないのかい?
非常勤・臨時職員という形態で募集していう自治体が多いわ。
最短1年で、最長5年間の雇用期間の更新制で採用されることが多いわ。
民間でも放課後デイサービスや児童養護施設、業務委託をされたNPO・社会福祉法人の学童や放課後教室で正職員として募集している場所もあるわ。
精神・社会福祉士資格を取得することで、選択肢がそれだけ広がるということだね。
ライフスタイルや福利厚生、給与面等を勘案しながら、自分に合った進路が見つかればいいですね♪
ボクはまず、公認お笑いタイヤキ師を取得しよっと♪