絶対合格ブログをご覧の方の中には、何らかの試験に落ちてしまい、未だに気持ちが切り替えられないまま思い悩んでいる方が少なくはないかもしれません。
自分なりに受験モードで準備してきたのに、不合格になってしまった時のショックや悔しさは、筆舌に尽くし難いものですよね。
私もかつて体験しているので、そのやり場のない気持ちはよくわかります。
またやり直ししなければならないと思うと、いっそのこともうドロップアウトしたくなる方もいらっしゃるでしょう。
合格しないと生活していけないくらい切羽詰まっていないのならば、諦めて別の道を探すのも賢明な生き方です。
私は一度だけ受験してみたり、テキストを買ってさわりの程度だけ勉強して諦めた資格も多数ありましたが、その理由は、「自分に向いている」「絶対に合格したい」と感じなかったからです。
私が漢検準1級を「あと1点」で不合格になった忘れもしない22歳の出来事です。
その結果を目の当たりにした時、ショックのあまり体に異変が生じてしまい、その場から動けなくなりました。
脳裏によぎったのは、「死」の一文字でした。
夜になって親に介抱されながら、病院の緊急外来で受診してもらいましたが、「極度の精神的ストレスによるもの」と診断されました。
合格に賭けていた分、反動が凄かったことを身を持って実感しました。
立ち直るのに1週間以上はかかりましたが、私は再び受検を決意しました。
一通り凹んだ後に、「なんとしても合格したい」というあの原点が蘇ったからです。
もしも不合格になってしまった後に、未練が残っているようならば、あと一回だけという形でチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
資格試験は一部のものを除いて、何回でもやり直しが利くのがメリットでもあります。
不合格に遭ったからといって、自分の人間的価値が下がってしまったわけではありません。
少しでも「次こそは」という気持ちが残っているのならば、ここで目を背けて現実逃避してしまったら、後悔が残るのではないでしょうか。
挫折を乗り越えてきた方の体験記と、立ち直るための本を紹介します。
1.『全盲の僕が弁護士になった理由 』 大胡田誠
日本で3人目の全盲弁護士だそうです。
在学中にはじめて司法試験に挑戦した時の感想を、
「英語を学んだ小学生が英検1級にチャレンジするような感覚」
このように表現していました。
大卒後の司法試験浪人時代は、最も辛い時期だったようです。
周りの人間が結婚したり、職場で活躍している姿を耳にして、世の中に自分だけ取り残されてしまうような焦燥感や孤独感に苛まれ、自分を見失ってしまうような先の見えない不安に何度も押し潰されてしまったようです。
それでも心は完全に折れずに、初志貫徹されました。
クライアントと信頼関係を築くためには、カウンセリング能力が欠かせないともおっしゃっています。
自身の障害の経験が他者理解にも随所で活かされています。
2.『どん底はツキの始まり 逆境をチャンスに変える成功脳メソッド』 西田 文郎
うまくいかない現実に、逆転の発想のヒントを与えてくれる本です。
私も勇気をもらいました。
今の自分なら何かを感じ取れる気がすると思われたら、ぜひ読んでみてください。