社会福祉士国家試験「今年こそは絶対合格計画」

社会福祉士・精神保健福祉士国家試験に40日以内で一発合格した管理人の学習法をベースに、不安を不っ飛ばして“安心”に変えられるブログを目指しています。

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第37回社会福祉士試験・第27回精神保健福祉士試験対策・国家資格キャリアコンサルタント試験対策がメインですが、全ての資格試験に共通する効率勉強法を紹介しています。

社会福祉士試験は約35日間、精神保健福祉士試験は約20日間、キャリコン試験は約30日間独学で一発合格を果たし、公認心理師試験は1日1時間未満、楽学勉強法中心でリベンジ合格を果たしています。

試験前から合格発表日までのマークミスの不安、孤独な勉強の不安等、不安を不っ飛ばして“安心”に変えられるブログを目指しています。

第33回社会福祉士試験の合格点、合格ライン予想について


今年の合格点は何点になりそうでしょうか?

 

 

今日で精神保健福祉士試験が終わってから1週間が経ちますが、現在、私のもとにこのような質問が複数寄せられています。

2年前からは合格点に関する質問が激減しましたが、今年は「90点台でも不安で仕方がない」という生声が届いています。

 

さかのぼること第19回試験から10年以上試験の動向を観察してきましたが、第32回社会福祉士試験は自己採点で90点前後の方から不安な声が木霊していました。

第31回試験終了後は今回と同じように90点以上でも不安な声が多く、その要因は第30回試験が99点という大波乱が歴史に残ってしまったことが想像できました。

 

今回もあの第30回試験と同じような点数になるのではないかという不安を覚えていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
第31回試験終了後は100点以上でも、不安で夜も眠れないという方もいらっしゃいました。

  

今年は拙ブログの自己採点投票の暫定投票を見ると、86~98点までが密集しています。

 

第32回試験時は85〜98点までに点数が密集していました。今年度の暫定結果とほぼ同じです。

第31回試験は88〜97点までの得点分布が密集してました。

第30回試験は、120〜129点が最も多く、87〜105点の幅が密集していました。

 

 赤マル福祉の暫定全体平均点が約97点で、昨年度よりも2点以上全体の出来が良いという数字から不安が募っていらっしゃる方も多いのかもしれません。

 

www.zettaigoukaku.com

 

2月12日の時点で各社のボーダー予測をまとめている身として、合格率が例年通り(30%弱)ならば、6割基準に収まる可能性は高いのではないかという想像が浮かんでいます。

 

ですが、ズバリ何点に収まるのかという一点予想は明言出来ないところがあります。

 

前述したように、私は6年前からボーダー予想を控えています。


不安なみなさんに対して、「◯◯点の方は希望を持ちましょう」というお声がけは行っていますが、「◯◯点になるでしょう」という断言は述べていません。


実は第26回試験までは、ボーダー予想を立てていました。


実際には私が受験した第24回試験から毎年ボーダー予想を明示してきました(第24回は某SNSにて)。


第24回は81点予想でぴったり当たり、その勢いで第25回試験では、試験前の予想を反する試験の難化具合から、70点~75点に収まると唱え続けました。


前代未聞の80点以下という予想に賛否両論の声が寄せられました。


「そんな低いはずがない」


「国家試験が5割基準(75点以下)を下回るなんてありえない」


このような意見も多数寄せられましたが、私の中では80点以下になるであろう確信があったのです。


そして蓋を開けてみれば、72点という史上初の最低水準の点でした。


合格発表直前には、「たとえボーダーが外れても、責めません」というお言葉もいただいていました。


合格発表後に開催した合格祝賀会の参加者からも「救われた」と直接声をかけていただき、それほど私の意表を突いた予想の反響があったことがうかがえました。


私の予想で救われて、希望を持てたという合格者の声を受けて、第26回も予想を続けました。


82±1点



これまでと同じ算出法でした。


しかし、蓋を開けてみれば84点という予想を上回る点でした。



過去の2年間は当たったものの、予想を外してしまったことで、当てることの難しさを再認識させられました。

合格発表日に、83点以下で不本意な結果に終わった方の気持ちを汲むと、自責の念が拭えませんでした。

 

ブログで情報を発信することで癒される方も傷つく方もいる。

忘れもしない3年前、99点という未曾有の結果に終わった合格発表日後に、合格点99点という心のやり場のない試験結果を受けて【試験のあり方を考えるか】という記事を発信したことを思い出しました。

 

絶対合格ブログ史上に残るほど大荒れした記事で、怒りと憎悪とやり場のない怒りにとめどなく覆われてしまった展開になりました。
合格された方でねぎらいの言葉をかけてくださった方もいらっしゃいますが、「そんな言葉を言われたくない」という哀しい声も響いていました。


それ以来ブログ上からは姿を見せなくなられた合格者の方もおり、今でもトラウマに残っている出来事の一つになっています。

 

合格点については受験生にとって敏感だからこそ生半可な言及はできない。
以後もつくづくそう感じさせられています。


以前、宅建講師で有名な日建学院のみやざき先生(毎年試験終了後にボーダー予想を立てられています)と合格祝賀会の後に飲み会を行った際に、ボーダー予想に対して、このような本音を漏らしておられました。


ボーダー予想が外れると、相当数の批判が寄せられる。

申し訳ないという気持ちはあるが、自分は予想家ではないから、完全に的中させることは難しい。


私はこの言葉を聴いて、プロの講師が塾生のサンプル結果をもとボーダーを立てても外れることがあるのに、私が個人の視点で安易に発信するのはどうかという思いが強くなりました。


2015年2月6日付で、赤マル福祉のツイートで下記のような文章がありました。


赤マル福祉では合格予想点は出しません。

確かに点数が良くなかった人にしてみれば合格予想点を出すことで少しでも気が楽になると思う。

だけど、合格発表の日に現実を突き付けられ、結果的に、より深く傷つけてしまうかもしれない。

だから不用意に合格予想点を出すことはできないのです。

 

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私の胸の内を代弁してくれたような思いがしました。


以上の理由で私は第27回から予想を記事することを止めました。

 

ブログを続けてメッセージをそんな私だからこそできることは、合格を祈ること、願うことという結論に至りました。

合格点が何点になるのかの予想は本当に難しい。

 

ブログ上では「予想はよそう」と言う結論に至り、個人予想は控えさせていただいております。



とりわけ自己採点が80点後半から90点台の方々は合格発表まで不安がなかなか拭えないのではないかと想像しています。

 

合格基準は6割で難易度補正という基準が想像を膨らませる要素にもなっていますが、もう終わってしまった試験結果はどうあがいても変えられませんよね。

 

 

昨年の11月に、社会福祉振興・試験センターから5年ぶりの「就労状況調査」が送られてきました。

対象者は、社会福祉士、介護福祉士、精神保健福祉士の登録者です。

 

その中で、今回調査を実施することになった旨が下記のように書かれています。

 

 3福祉士は、それぞれの制度発足以降、着実に登録者数が増加し、所属する施設や事業所、病院等において福祉・介護の専門職としてご活躍いただいており、近年、医療・福祉・介護ニーズの多様化複雑化に伴い、その重要性が益々高まっております。

 一方で、少子高齢化が急速に進む中、人材不足といった課題も生じており、3福祉士の資格を有する方々が医療・福祉・介護分野において更に活躍できるよう、厚生労働省としても様々な取り組みを行っているところです。

 

去年の4月の記事でも触れましたが、コロナ禍において福祉職のニーズと専門性は高まっています。貧困層はますます広がり、精神疾患を抱える方の支援や生きづらさを覚える方への調整がより必要になってくるでしょう。

 

質の高い社会福祉士や精神保健福祉士を必要とする社会情勢は分かりますが、だからと言って、今年から合格点を100点以上で合格率を20%程度に収めるという極端な動きにはなりにくいと思っています。

 

www.zettaigoukaku.com

mainichi.jp

 

 

 

合格発表日当日の正式解答によって自己採点より合格点が数点アップするという可能性は大いにありますし、毎年自己採点より合格点の方が上なのに受かったという声も寄せられているので、結果は最後まで分かりません(第31回試験、第28回のように不適切問題が2問あって88点という結果もあります)。

 

2月12日はコロナ禍で行われた厚生労働省と文部科学省共管の第3回公認心理師試験の合格発表日でした。

この試験も社会福祉試験と同じように6割基準の難易度補正とし、今回の合格点は230点中の138点というちょうど6割に収まりました。合格率は53.4%でした。ちなみに3年連続の138点です。

 

社会福祉士試験も6割基準以下に収まってほしい。
願わくは一人でも多くの受験生が桜咲きますように。

 

 

合格の可能性があるみなさんに向けて、少しでも不安な心が和らげるような記事を心がけて発信してまいります。