7月の公認心理師試験終了後から40日間忍耐を重ねて迎えた合格発表の結果、自分が望んでいた結末ではなかった。
もしかしたら、自己採点の時点で、諦めはついていたのかもませんが、合格点次第ではと、完全に諦めてはいなかった方も多かったのではないでしょうか。
しかも今回の合格点は史上初の138点以下である135点。講師陣含めて誰もその点数になるとは予想していませんでした。
あと数点で届いたという方や、正答の差で悔しい思いを痛感されている方もおられるでしょう。
その直後の感情や気分は当事者でないと分からないものです。
ツイッターでは「公認心理師」がトレンドに上がっていて、合格喜びの声が溢れ返っていますが、その影では50%以上、16000人以上の悔しい思いをなさった受験生が存在しており、気持ちの整理ができておらずに、とてもツイート等できない心理である方もおられることでしょう。
それは、プロロゴスや辰巳さんの成績表が高水準だった理由として、成績上位者中心に入力されていたのと被るように、あえて無念の報告を発信する行為はメリットの方が少ないのだと思います。
今回絶対合格ブログ史上初の公認心理師試験合格発表の瞬間ですが、残念な思いで苦しまれている方に対して、どのような内容を打てるのか、昨日中にはまとまらずに、一晩明けてのこの記事になりました。
言葉次第では追い詰めてしまったり、傷つけてしまうリスクがあるのはわかっていますが、それでも合格を応援し続けてきた私としては、スルーすることができずに、チャレンジされたその勇姿を讃えずにはいられませんでした。
社会福祉士試験や精神保健福祉士試験と異なるのは、受けたくとも次回受験することができないという方が大勢おられることが分かるからです。
受験層の9割を占めるGルートは今回が最後で、次回受験するとしたら、4年制大学に入学もしくは編入し、大学院まで進む必要があるのですよね。
他の受験とは異なるその事情があるからこそ、どのようなメッセージをお伝えできるのかすごく考えました。
この記事をどんな気持ちで閲覧しているのかみなさんの表情や心境を想像しただけで、両手が震えてしまっています。
諦めずに挑戦を続けてこられたみなさまへ。
前述したように、この記事をご覧の方の多くはあと数点で届かずという無念を覚えているのではないかと想像しています。
一朝一夕で気持ちの整理がつくものではないかもしれません。
仕事にプライベートに、色々なものを犠牲にされたり、たくさんの協力を得て挑まれた方がほとんどだと想像しています。
感染状況が激増している中での受験で、不安と緊張を抱えながらの挑戦でしたでしょうから、本領発揮できなかったと振り返っている方も多いでしょう。
あの問題を訂正していなかったら、あともう少し勉強していたら。
後悔と自分を責める気持ちがグルグルと支配しているような状況かもしれません。
まだ現実をにわかには受け止められずに、放心状態の方もいらっしゃるかもしれません。
あと数点という辛すぎる現実から自暴自棄になっている方ももいらっしゃるかもしれません。
自分だけが取り残されてしまった孤独感や虚無感で打ちひしがれていらっしゃる方もおられるかもしれません。
やり場のない思いがコントロールできずに、ただただ崩れていらっしゃる方もいるかもしれません。
明日からどうやって、何を目標に生きていったら良いのか見失っている方もいらっしゃるかもしれません。
今この記事をご覧になっているみなさんとはお逢いしたことこそないものの、ともに今日まで切磋琢磨してきた戦友のような存在なだけに、みなさんの心境を想像したら辛くて哀しくて胸がとても痛いです。
このコロナ禍であえて挑戦をした。そんなあなた様を否定できる人間は誰もいませんし、価値が下がるものではありません。
この過程で培ったものはそれぞれでしょうが、ここで終わらずに、みなさんなりの形で未来につながるはずです。
数日後、数週間後、数カ月後、どれだけの時間が必要なのかは一人ひとりによって異なると思いますが、受験という形でなくても、また新しい目標を掲げて再始動される時が訪れるのならば、私も微力ながら応援をさせていただければと願っています。
私も直近で挫折に近い経験をしておりますので、近日紹介できればと思っています。
様々な新しい一歩を踏み出される方の一助になれればという思いで、絶対合格ブログはこれからも継続していくつもりです。
全力で受験されたあなた様は尊いです。
この先、また新しい目標に向けて進まれる決意をなさったら、私でよければこれからも人一倍応援団にならせていただきます。
続く