拙ブログをご覧のみなさんは、向学心の強い持ち主である方々が大半だと思いますが、私は根っからの怠け者です。
よく言えば、マイペースで、夢中になれる対象には傾注できるタイプなのですが、やる気スイッチが入るまでに時間がかかることが短所でもありました。
資格試験に限定すれば、たいていようやく本腰をあげるのは、試験日まで残された時間がわずかになってからです。
9月から10月にかけては実習に没頭していたのに加えて、宅建士の試験が重なっていたため、社会福祉士の勉強は二の次でした。
また明日やればいい。
まだ本試験まで十分時間があるし。
明日になれば、やる気が起きるかもしれない。
時間の流れは早いもので、先送りを繰り返しているうちに、気がつけば本試験まであと40日を切っていました。
いよいよ一念発起するきっかけとなったのは、大学の最後のスクーリング講義でした。
同期生達が必死に受験勉強しているリアルな話を多々耳にして、全く手をつけていない自分が場違いのようで、「このままでは絶対に落ちる」というサイン(最終警告)が響き、ようやく一歩を踏み出せました。
みなさんの中にも、社会福祉士の勉強に対して、今一やる気が起きずに、勉強から遠ざかっていたり、仕事や家庭で抱えている何かがあって、受験モードに入れずに焦りを覚えている方もいらっしゃるかもしれません。
もう10月も残り5日を切っていて、いい加減勉強を始めないと行けないんだけど、どうしてもやる気が起きないんだよ。
150問中100点以上取らないと受かりそうにない福祉系最難関の社会福祉士試験に、こんな自分が受かりっこないんじゃないか。
今から頑張ってもどうせ落ちるから、来年本気になればいいんだ。
出来ない言い訳が次から次へと浮かんできて、意気阻喪されている状態かもしれません。
ここで改めて強調しますが、社会福祉士試験や精神保健福祉士試験は、たとえ10月下旬の今日から勉強を開始されたとしても、再受験組でモチベーションがダウンしていても、十分合格できる可能性はあります。
学生時代に成績優秀でなくても、合格という他試験の実績がなくても、仕事と勉強の二足のわらじ、いや、仕事と家庭と勉強の三足以上のわらじを履いていたとしても合格は可能です。
自分には受かりっこないから、今から諦めたほうが得策という考え方だけは、修正する必要があります。
社会福祉士になんとしても合格したい!
自分なら受かる!今年こそは絶対合格!
この気持ちがあれば、いざという場面で火事場の馬鹿力を発揮できます。
なぜそう言えるかと言うと、私自身が社会福祉士・精神保健福祉士試験受験時に受験直前期の駆け込み勉強で受かったという点もありますが、この10年間で合格を果たされた多くの先人達がそのような経験をされていたからです。
1日1時間以上勉強しないと受からない
問題集を2冊分完璧にマスターしないと100点超できない
というような固定観念に縛られていたとしたら、この記事を思い出してください。
合格を果たされた先輩たち全員が1日1時間以上の勉強をされていたわけではありません。
みなさんと似た境遇におられて、勉強と仕事と家庭の両立をしながら、なんとか勉強時間を捻出されて合格されています。
私は公認心理師試験受験勉強をこなす中で、1日1時間以上毎日臨むというやり方を諦めました。
自分の集中力は連続30分くらいが限界で、飽きが来てしまい、どれだけ頑張っても、30分以上問題集に向き合えるような気力や根性が持たなかったからです。
長時間勉強をしなければ受からないという不安は常にありましたが、私は自分の限界を知ることで、勉強時間のこだわりよりも、自分に無理のない範囲で問題集をマスターするという方法に切り替えて、本番に挑みました。
「問題集の内容を理解して、出題傾向を把握する」という具体的な目標を常に意識しながら、1日合計1時間になるような勉強法を重ねました。
これまで30の資格試験を受けてきましたが、怠け者の私でも合格できたのは、最小限の勉強時間でも、やり方次第で結果が伴うし、自分にはそれが合っていたからです。
そして、苦しい時こそ振り返ってみてください。
なぜそこまで苦しい思いを抱えてまで、この試験を成し遂げたいのか。
原点回帰すればこの先の目的を再認識できて、今までとは異なった光景が広がるかもしれません。
あなただからウカるんです。