ご存知の方も多いでしょうが、平成24年度試験から、試験内容に大幅な変化が見られました。
代表的なのが、「正しいものを二つ選べ」問題でした。
厚生労働省が過去に発表した「社会福祉士及び介護福祉士国家試験の今後の在り方について~ 20回の実績を踏まえた検証と新カリキュラムへの対応 ~」において、この出題を匂わせるような箇所があったのです。
下記部分の③になります。
①将来的には絶対基準により評価を行うことを視野に、今後、問題の質の改善と難易度のさらなる安定化を図る努力を行いつつ、当面、問題の難易度による補正方法の改善について検討を行う必要がある。
② 一問一答形式の問題に簡潔な状況を付すことにより、状況に応じた判断力を問うことができる問題(以下「短文事例問題」という。)を出題するとともに、短文事例問題も含め、事例問題の出題数を増加すること。
③ 科目の特性に応じて、単に「○○は○○である」といった事実関係のみに言及する選択枝に留まらず、「○○の状況下において、○○となると、○○となる」といった知識の連続性や状況に応じた知識の活用力を問うことができる選択枝による問題を出題することを検討する必要がある。
四枝択一問題や五枝のうち2つの正答枝を選択させる「複数正答選択形式」による問題を出題することを検討する必要がある。
リンク元:厚生労働省https://www.mhlw.go.jp/bunya/seikatsuhogo/kokka_shiken/dl/01.pdf
第26回試験においては、多肢選択形式が用意されることは銘打たれています。
将来的には絶対評価基準に進めていくようですが、今年度の試験においては従来の相対評価であることも発表済みです。
1月の試験も複雑化された問題は予想されますが、取れるときに取っておきたいという受験生の気持ちは共通していることでしょう。