仕事をしながら、または家事や子育てを兼ねながら受験される方にとって、勉強の時間をいかに捻出するか、どこで勉強するのかは、悩みの一つですよね。
私が宅建や社会福祉士を受験した時期は、ちょうど実習や会社の大型行事に追われていて、公私ともにてんやわんやの時期でした。
私は自宅で集中できるタイプではないので、往復の通勤電車の中や、会社の昼休みの時間を中心に、学習タイムとして充てました。
独学の強い味方である図書館は、私が仕事が終わった後では、閉館間際だったですし、休日は満席な場合が大半だったので、ほとんど使いませんでした。
いわゆる「スキマ時間」を見つけて、受験に臨んだ形でした。
そんなコマ切れ的な学習スタイルで、本番に通用するのかどうか不安でしたが、学んだことは、インプットされていたようです。
自分にとって集中できる場所ならば、学習の進捗がハンデになるなんてことはありません。
社会福祉士に合格した同級生や先輩の話を聴いても、共通して時間の使い方が上手かったです。
仕事と家事・子育てをこなしながら、しっかり学習時間を作って継続的に取り組んでいました。
ここからは、別の試験の話になりますが、宅建の登録実務講習で出会った合格者の話を聴いても、時間の使い方が合理的だなぁと、感心させられました。
一人は不動産業界(営業ではない)の正社員として勤めている方で、勉強に費やした時間は二ヶ月あまりとおっしゃっていました。
確かに不動産業界に携わっているからアドバンテージはあったでしょうが、帰宅時間が毎日遅かったため、勉強は深夜に集中して励んでいたようです。
もう一人の方は、SEの仕事を大卒以来10年以上続けられていました。
帰宅時間も不規則のため、通勤電車内を中心に、三ヶ月間勉強したところ、合格できたそうです。
人それぞれ、置かれている環境は異なりますが、時間は平等に与えられています。
合格者の話を聴いていると、合格への確固たるモチベーションがあれば、後は工夫次第でいくらでも学習時間を作り出すことは可能であると、教えてもらえます。