社会福祉士の本試験には、民法・行政法・憲法・基礎法学からの出題が毎年あるため、同じ国家試験である行政書士や宅建などを受験されたことがある方にはアドバンテージを感じられるでしょう。
また、社会福祉士合格後に行政書士や宅建受験を目指す方にも、追い風になってくれます。
一例を挙げると、
・民法(成年後見制度、相隣関係、日照権、使用者責任、詐欺行為、瑕疵担保責任、相続法、親族法)
・日本国憲法(統治、租税、基本的人権の尊重、司法権の独立、大日本帝国憲法との比較)
ソーシャルワーカーは、「人」を相手にする仕事が中心となるだけに、人と人との関係や問題について規律した民法からの出題が多いです。
中には、横一列に並べられた法律用語を見て、「受かる気がしなくなってきた」と、気後れされた方もいらっしゃるかもしれません。
総合で85点以上を目安に取れれば合格圏内ですので、全問正解しなくとも数問解けていて他分野で補えれば合格できます。
また、社会福祉士試験の民法の問題文を読んでみると、日常生活で体験したことがあるような事例や想像しやすい問題であるパターンもあります。
常識問題として解けるものもあるので、いざという時は、勘も大切にしてください。