独学の道を選んだ以上、勉強法については自分で調べて、覚悟の上選択しなければなりません。
私の周囲には、宅建合格者が皆無だったため、身近な人間からアドバイスを受けることはできませんでした。
独学となると、頼りの綱は、インターネット上の情報です。
ネットの情報は玉石混淆ですし、鵜呑みにして模倣しても、合格できる保証はありませんし、自分に合った勉強法になるかどうかも分かりません。
全て自己責任なことを分かった上で、情報収集していました。
暗中模索で勉強法を探している中でも、「過去問を使って楽に合格したい」という思いは変わりませんでした。
そのやり方で一年目は破れたわけですが、これまでの資格の勉強法が過去問中心でこなせてきたので、「宅建が過去問を使って受からないわけがない」という固定観念がどうしても拭いきれませんでした。
自分に合った勉強法を考える過程で、自分の勉強観について見直す作業が伴いました。
私の学習歴を振り返ると、人生の山場の一つとも言える高校と大学受験において、一年以上の長期間に渡り、継続時に受験勉強をした経験がありませんでした。
大学受験に至っては、面接と小論文、内申点を総合した学校推薦入試で合格したため、いわゆる英語・国語・社会(日本史)の3教科中心である一般入試とは無縁でした。
このブログの説明文にも書いてあるように、定期的に学校で受けていた代ゼミ模試の3教科平均偏差値は、いつも、40前半でした。
こんな勉強の耐性がない背景を持つ私ですから、宅建のような広大な出題範囲をどうやって手をつけたらよいのかのコツやポイントを知りませんでした。
そこで、かつて独学で合格してきた複数の資格勉強経験に、頼ってしまったわけです。
こんな勉強嫌いの自分でも、「宅建に合格して勉強から逃げてきた過去を塗り替えたい」という思いで、2年目をスタートしました。