6月1日付で第31回社会福祉士試験第21回精神保健福祉士試験概要が発表されましたが、「合格基準」については準備中のままでした。
1日1回チェックしていましたが、変化なしのままだったので、これだけ長引かせる理由として、「もしかしたら」を想像していました。
例年ですと試験概要と同時に発表されていた記憶がありますが、一ヶ月以上も公開しない理由として、第30回社会福祉士試験の影響が大きく、今年度から合格基準の変更があるかもしれないという思いで待機していました。
昨日試験センターのHPにアクセスしてみたところ、精神・社会福祉士試験ともに合格基準が公開されていました。
第31回社会福祉士試験合格基準
次の2つの条件を満たした者を合格者とする。
- 1 問題の総得点の60%程度を基準として、問題の難易度で補正した点数以上の得点の者。
- 2 1を満たした者のうち、以下の18科目群(ただし、(注意2)に該当する者にあっては7科目群。)すべてにおいて得点があった者。
- [1] 人体の構造と機能及び疾病
- [2] 心理学理論と心理的支援
- [3] 社会理論と社会システム
- [4] 現代社会と福祉
- [5] 地域福祉の理論と方法
- [6] 福祉行財政と福祉計画
- [7] 社会保障
- [8] 障害者に対する支援と障害者自立支援制度
- [9] 低所得者に対する支援と生活保護制度
- [10] 保健医療サービス
- [11] 権利擁護と成年後見制度
- [12] 社会調査の基礎
- [13] 相談援助の基盤と専門職
- [14] 相談援助の理論と方法
- [15] 福祉サービスの組織と経営
- [16] 高齢者に対する支援と介護保険制度
- [17] 児童や家庭に対する支援と児童・家庭福祉制度
- [18] 就労支援サービス、更生保護制度
-
- (注意1) 配点は、1問1点の150点満点である。
- (注意2) 社会福祉士及び介護福祉士法施行規則第5条の2の規定による試験科目の一部免除を受けた受験者にあっては、配点は、1問1点の67点満点である。
第21回精神保健福祉士試験概要
次の2つの条件を満たした者を合格者とする。
- 1 問題の総得点の60%程度を基準として、問題の難易度で補正した点数以上の得点の者。
- 2 1を満たした者のうち、試験科目16科目群(ただし、(注意2)に該当する者にあっては、5科目群。)の各科目群すべてにおいて得点があった者。
- [1] 精神疾患とその治療
- [2] 精神保健の課題と支援
- [3] 精神保健福祉相談援助の基盤
- [4] 精神保健福祉の理論と相談援助の展開
- [5] 精神保健福祉に関する制度とサービス、精神障害者の生活支援システム
- [6] 人体の構造と機能及び疾病
- [7] 心理学理論と心理的支援
- [8] 社会理論と社会システム
- [9] 現代社会と福祉
- [10] 地域福祉の理論と方法
- [11] 福祉行財政と福祉計画
- [12] 社会保障
- [13] 障害者に対する支援と障害者自立支援制度
- [14] 低所得者に対する支援と生活保護制度
- [15] 保健医療サービス
- [16] 権利擁護と成年後見制度
-
- (注意1)配点は、1問1点の163点満点である。
- (注意2)精神保健福祉士法施行規則第6条の規定による試験科目の一部免除を受けた受験者にあっては、配点は、1問1点の80点満点である。
蓋を開けてみれば、精神・社会福祉士試験ともに例年と合格基準は変わりませんでした。
将来的に絶対評価に変容していくことは既に予告されていますが(社会福祉士及び介護福祉士国家試験の今後の在り方について~ 20回の実績を踏まえた検証と新カリキュラムへの対応 ~より)、今回も相対評価のまま(6割基準の難易度補正)です。
いずれにしても、絶対合格ブログは今後も7割超を目標に達成するための勉強法を掲載していきます。