7月も半ばに入ったこのタイミングで、改めて私が受験時に実践した社会福祉士試験対策学習法を要約します。
結論から申し上げると、
「4年分(600問)の過去問を全科目最低5周以上反復学習すること、かつ一問一答式で進めて行く」
というものです。
第29回試験までは「最低3周」としましたが、第30回試験で6割以上の基準点という未曾有な歴史が残ったため、7割(100点)超を目指すためには5周以上を推奨しています(もちろん学習の理解は個人差がありますので一概には言えませんが、繰り返せば繰り返すほど効果は上がります)。
精神保健福祉士試験専門科目でもこのやり方が共通するのは実証済みです(7割超)
絶対合格ブログと定期的にコラボレーションを行っている赤マル福祉の合格サポートの中心になっているのも、「過去問トレーニング」です。
「過去問トレーニング」が教材として使用する過去問は7ヶ年分になり、これまで9回の国家試験受験においてこのような方法で学習した多くの受講生さんが、合格基準点を上回る70%程度かそれ以上の得点を取り合格を果たしているという実績があります。
つまり、過去問学習の重要性は毎年のように効果が高いことが実証されています。
私が受験当時は、分野別(科目別)に作られている問題集をチョイスしました。
どの分野から開始するか、どんな順番で進めて行くかには普遍性はありませんが、学習開始の時期は、19科目もの出題範囲を万遍なく同時進行(1日に19科目全て行う方法)する方法だと、理解しがたい科目につまづくと、全体のモチベーションが落ちてしまったり、1科目ごとの理解が浅薄になってしまう可能性があります。
そこで、まずは一つの科目を徹底的にマスターしてみることで、学習が起動に乗りやすくなるメリットがあります。
精神・社会福祉士試験の場合、その科目で学んだ項目が、別の科目にも登場することがしばしばあります。
「これは以前出てきたな」と、過去の学習と重ねることができれば、理解度も深まります。
その段階に進むまではには時間がかかりますが、継続することである時からぐっと進捗が良くなるのは、そのようなカラクリがあります。
苦手な科目(ざっと見て難しそうな科目)から入るか、解きやすそう科目(事例が多い専門科目等)から入るか、自分が取り組みやすいやり方で良いでしょう。
私はとっつきやすい専門科目「相談援助分野」から入りました。
ねらいとしては、本試験に苦手意識を減らすためと、得点源にするためでした。
続く