社会福祉士国家試験「今年こそは絶対合格計画」

社会福祉士・精神保健福祉士国家試験に40日以内で一発合格した管理人の学習法をベースに、不安を不っ飛ばして“安心”に変えられるブログを目指しています。

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第37回社会福祉士試験・第27回精神保健福祉士試験対策・国家資格キャリアコンサルタント試験対策がメインですが、全ての資格試験に共通する効率勉強法を紹介しています。

社会福祉士試験は約35日間、精神保健福祉士試験は約20日間、キャリコン試験は約30日間独学で一発合格を果たし、公認心理師試験は1日1時間未満、楽学勉強法中心でリベンジ合格を果たしています。

試験前から合格発表日までのマークミスの不安、孤独な勉強の不安等、不安を不っ飛ばして“安心”に変えられるブログを目指しています。

国家資格キャリアコンサルタント実技面接試験、発話量が多い相談者役への注意点とポイントについて。


 

5月23日、国家資格キャリアコンサルタント登録証が届きました。

 

今後はキャリアコンサルタント(以下キャリコン)として、実体験から資格の活かし方についてもブログで発信してまいります。

 

 

さて、今回のテーマは、キャリコン実技面接試験対策において、「発話量が多い相談者(CL)対応のポイント、注意点」についてです。

 

 

私のロープレ相談者役はそうではありませんでしたが、試験時に、たくさん話しをされるCL役に当たるというケースもあるようです。

 

ほとんど自分のことを話さない相談者よりも、自己開示をたくさんしてくれる役の方が対応しやすいと思われる方もおられるでしょう。

 

いざ本番で自信を持って接していたら、話を聴くことに集中しすぎて、何を訴えたいのかつかめずに、時間が終了してしまった。

 

という受験生の声も耳にしたことがあります。

 

 

そこで今回は、本番で気をつけなければならない点について、私の個別面談実務経験を踏まえながらまとめました。

 

 

矢継ぎ早にご自身のことを話してくださる方の一言一句を、逃さずに記憶しようとすると、あっという間に15分が過ぎてしまいます。

 

そもそも内容をかんぺきに覚えること自体が難しく、試験では相談者の話を全把握することを求められているのではないことを念頭に置くと良いでしょう。

 

 

ポイントは、「何に困っていて、何につまずいているのか」を多角的に把握するように努めることです。

 

次から次へと自身のことを話してくださる方は、自分でもどうしたら解決できるのか、どうしたら良いのか、悩みの根源を言語化できずに話されるという可能性もあります。

 

話せば話すほど、自分が言いたいことが何なのか、相談者自身も分からなくなって、迷路にさまよい込んでしまったような状況に陥ってしまうなんてケースは、実務でもあるあるです。

 

このような場合、相談者は「このままではいけない」と感じているものの、解決策を導き出せずに、八方塞がりになっている可能性が考えられます。

 

あるいは、解決策をいくつか考えているものの、自信を持てない等の理由で、言葉を重ねて本当の問題点や気持ちに目をそむけて立ち止まっている場合もあります。

 

いずれにせよ、キャリアコンサルタント(CC役)の立場としては、言葉の裏にある問題把握に努めて、相談者自身が解決につながるような気づきを促せることが大事です。

 

ただ、15分という短い時間で、解決するための目標設定まで進めることは、そう簡単にはいかないので、できる限りの問題把握まで進められれば合格の範疇です。

 

 

そこで、発話量が多い相談者の問題把握を努める上でオススメする着眼点は、「感情面」です。

 

 

「不安に思っています」「気がするんです」「迷っています」

 

というキーワードが出てきたら、そこを更に掘り下げることで、根っこの部分にある相談者の課題や、背景が見てくる可能性があります。

 

不安を覚えている障害は何なのか、気がするのは思い込みなのか、そうさせている何かがあるのか、迷っているいくつかの選択肢のうち、それぞれをどのように理解しているのか等を深堀して行くことで、相談者自身が内省をし、新しい気づきを得られるようになる可能性があります。

 

「今」と「過去」を行き来しながら答えの見えない堂々巡りをしている場合があるので、CCが関わることによって、過去と現在の交通整理を行い、「未来」へ踏み出せるための問題把握ができれば、口頭試問でも活かせます。

 

 

ここからはおさらいになります。

 

前述したように、全ての話を全集中して聴こうとすると、何を言いたいのかの本質をつかめなくなってしまうリスクがあります。

 

15分という限られた時間しかないので、一方的に話を聴いて、なんとか要約を行い、確認をする、という作業を繰り返していると、問題把握をできないまま時間が終わってしまいます。

 

 

もしも思うように問題把握ができなくても、口頭試問で「できなかったこと」を問われた際に、改善点を意識した上で回答して挽回できるという救済システムもありますので、最後まで諦めないでくださいね。