第37回社会福祉士、第27回精神保健福祉士国家試験合格発表日から1週間が経ちました。
今年は今まで以上に合格喜びの声を寄せていただき、専用記事経由だけでも39名も届いております。あれだけ不安な一ヶ月間だっただけに、喜びもひとしおですよね。
あれから次のステップに向けて、一歩ずつ進んでおられる合格者の姿が浮かびます。
既にブログを巣立って行かれた方々が多い中、今でもこうして記事をご覧くださっているあなた様にはご縁を感じております。
さて、12日のケアマネドットコム朝ニュースで、「社会福祉士受験者の減少が意味するもの」という記事が目に留まりました。
受験者のみなさまはご存知でしょうし、私も記事に扱ったことがありますが、前年度比(第36回)で約7千人も減少しているという看過できない状況となっています。
ケアマネドットコムの上記記事内では、「処遇改善」が課題であると指摘されていました。
昨日の記事でもその点については少し触れましたが、社会福祉士有資格者にとっても、処遇という現実問題は大きいですよね。
そもそも社会福祉士士資格や精神保健福祉士資格を取得されるまでの過程も、労力、費用、時間を割いていますが、全てはよりよいキャリア形成のためですよね。
もちろん、資格を取得されたことで、就職・転職が確定された方や、昇給や資格手当が加算される方もいらっしゃるでしょう。
私自身を例にしても、社会福祉士や精神保健福祉士を取得したことで、非正規雇用から正規雇用へと変わり、給与も高くなった恩恵は受けています。
給与面を含めて、「働きやすさ」という要素は大きいですよね。
私は有資格者として従事する中で、専門職(ソーシャルワークや相談業務等)以外の職域が広がり、責任の重さから心労、負荷が高まったのも実感しています。
ある時に、「果たして、労働の対価が見合っているのだろうか」と冷静に分析すると、「見合わない」と心身ともに認めつつも、試験の過程で培った忍耐を重ねて数年勤続したこともあれば、限界を迎えて退職したこともありました。
やりがいを重視している私でも、やはり給与を含む処遇面の要素は大きいです。
みなさん自身が社会福祉士や精神保健福祉士を取得されたことで処遇も改善され、より活き活きと人生を歩んで行かれたらこれほど嬉しいことはありません。
あれだけ苦労を重ねられて獲得された合格なのですから。