今回は、国家資格キャリアコンサルタントの実技面接試験を終え、「手応えが全くない」「何も展開できなかった」と、今この瞬間も不安に押しつぶされそうになっている方への記事です。
まず、最初に伝えたい真実があります。
手応えがなくても、合格できます。
なぜならば、私が全く手応えがなくて合格できたことと、過去の試験終了後アンケートを見ても、圧倒的に手応えを感じられない方の声が共通しているからです。
第23回から第31回試験までの手応えアンケート結果が掲載されています。
「手応えゼロ」に絶望しているあなた様へ
「うまくできなかった」「解決に向かわなかった」と、ご自身を責めていませんか?
15分という短い時間の中で、相談者(ロープレ)の悩みが綺麗に晴れることなど、現実にはあり得ません。
もし、あなた様が「完全に手応えがあった!」「私がスッキリさせた!」と達成感に満ち溢れて、合格を確信しているのだとしたら、それは相談者を置いてきぼりにして、自分(キャリコン)だけが気持ちよくなっていた危険性があります。
あなた様が今感じている「手応えのなさ」や「展開できなかった悔しさ」。
それは、以下の3つのスタンスを死守した、何よりの証拠です。
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「正解」を押し付けなかった
安易なアドバイスや、強引な目標設定(誘導)で面談を終わらせることを、グッとこらえたからです。 -
相談者の「歩幅」に合わせた
これまで誰にも打ち明けられずに、心に重い荷物を抱えた人が、急に歩き出せるわけがありません。
「何も変わらない」相談者の重苦しさに、あなた様が一緒に立ち止まり、その沈黙や停滞から逃げなかったからです。 -
「人間」として向き合った
専門職として、「解決に導かなければならない」観念から、マニュアル通りの綺麗な「型」を捨てて、目の前で悩む生身の人間と真剣勝負をしたからこそ、思い通りにいかない「無力感」が残っているのです。
「手応えがない」と項垂れるその姿こそが、相談者の痛みを自分の痛みのように感じ取れる、本物の対人援助職としての「産声」です。
型をマスターした主演俳優ではなくて、泥臭く相手の隣に座り続ける「本物の支援者」になろうとしたご自身を、どうか、めいっぱい誇りに思ってください。
誠心誠意を持って、相談者と向き合った、その揺るぎない事実は、面接官にも届います。
キャリコン試験の合否は、相談者が目標設定まで到達して、明日への一歩を踏み出すことで分かれるわけではありません。
停滞しているような空気感でも投げ出さずに、最後まで諦めることなく相談者と向き合い、寄り添い続けた姿勢こそ、「マニュアル通りの正解」が存在しない展開です。
来月、サクラサク結末が訪れますように。
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