11月5日に正答が公開されて、自己採点をされた方も多いことだと思います。
試験傾向が変化球だったようで、お疲れ様でございました。
暫定自己採点投票を見ても、合格率が50〜60%台くらいに収まる可能性も出てきたように考察しております。
また、記述式の「第27回国家資格キャリアコンサルタント学科・論述試験の率直な感想を教えてください。」学科・論述アンケートにご協力くださった皆様にも重ねてお礼申し上げます。
10名超えのみなさまから、試験を振り返っての率直な感想や気付き、面接試験に向けての意気込み等を教えていただき、私自身もとても学びになっております。
さて、週末からは第27回国家資格キャリアコンサルタント実技面接試験がスタートしますね。
前回同様になりますが、試験日から「感想・手応えX投票」を用意しますので、試験終了後に参考にしていただければ幸いです。
受験を直前に控えたみなさまの心境はいかがでしょうか。
もしかしたら、先日の論述試験の手応えがいまいちだったり、自信がなくて、尾を引いておられるかたもいらっしゃるかもしれませんね。
ですが、この面接試験もそうですが、ご自身の主観、「手応え」というものが必ずしも結果につながるとは言い切れません。
「できなかった」部分にフォーカスされているということは、この面接試験でも軌道修正して臨めるというメリットもありますので、アドバンテージもあると思います。
今回は、「面接試験がうまくいくかどうかという心配」と不安を抱えながら、シミュレーションを重ねられている方に向けての記事です。
まず、その不安は至極当然だと私は思います。
やはり試験という合否が関わる場でもありますし、どのようなケース内容で、どのような役、面接官が待ち構えているかわからないからです。
実際の面談の場でも、初回はどのような方であるかのドキドキはあるでしょうが、事が試験である分、構えて臨むような気持ちが出てくるのは自然でしょう。
制限時間内で上手くいかなかったらどうしようかという気持ちが芽生えるのは当たり前だと思います。
これは私自身の経験ですが、面接試験ではなくて、「出張面接」に行くくらいの感覚で臨まれると、きっと相談者さんにとっても、有益な時間になるのではないかと振り返っています。
私がキャリコン試験を受検した際は、ロープレ練習を一切せずに、通常の面談を担当するようなスタンスで15分を過ごしたのですが、結果的には良かったと思える点がありました。
2級技能士面接試験の際は、「目標設定まで到達するよう心がけるように」との指標がありましたので、時間の進行とともに、なんとか目標や方策の合意までたどり着かなければというCC本位の到達点を強く意識して、言動でも示していました。
結果的に方策の合意までたどり着いて終了しましたが、不合格となりました(基本的態度と問題把握力は合格点を超えていましたが、関係構築力が最も点数が低かったです)。
今振り返っても、目の前の相談者とラポールが構築できていない中、試験に合格することを意識して誘導してしまったと反省しております。
国家資格キャリアコンサルタント試験においては、問題把握まで到達できることが指針となっておりますが、私自身も、試験時には問題把握に時間をかけている最中に時間切れとなりました。
ノンバーバルな面を含めて、相談者の変化や気付きを促すことができた手応えは全くなかったので、合格発表日のその瞬間まで自信を持てずにいました。
結果的にはオールA(CC協議会試験)でしたので、あらかじめ用意したかのような試験対策用のロールプレイを実施しなくて良かったと振り返っております。
本番は、想定どおりの流れにいかないのが自然ですので、基本的に相談者のためになるような姿勢を貫ければ、きっとその真摯な姿が試験官にも伝わるはずです。
※ちなに、口頭試問も全く手応えがなく、話している最中も「言いたいことが全然うまく伝えられていないよ」と気づきながら、撤回や巻き戻しができないので、言い切った感じでした。
こんな私が言うのもなんですが、上手くいくよりも、相談者役にとっていかに制限時間内に有益であったかどうか、あなた様の人間力と学んできたスキルができる限り表現されれば点数にもつながると思っております。
当日、ベストが尽くせますように、心より願っております。