どの世界や分野においてもつきものですが、世の中上には上があるものです。
社会福祉士試験の得点を例にあげても、初回受験で120点以上もの高得点を出す合格者もいますし、10日間という超短期合格を果たした超人が私の同期生に数人います。
福祉の現場を見渡しても、人として尊敬できるいわゆる「仕事が出来る人間」がたくさんいます。
ありとあらゆるケースをそつなくこなしている姿を日々目にしていると、世の中本当にスゴい人間がたくさんいるものだと感心させられます。
勉強も仕事も、上手くいかないことが度重なると、つい周りの出来る人間と比較して、
自分なんて・・・・・・
という、自己卑下のいじけた弱い心に陥りそうになります。
周囲と比較して、劣等感から目を背けられなくなって、ますます自信を失っていくという悪循環にはまりそうになるのです。
追いつめられた果てに、出来る人間の粗探しに血眼になっている自分に気づいた時の虚無感は半端ないものです。
いくら、
周りと比較してはいけないよ。
と言われても、心は落ち着かないものですよね。
あなたにはあなたの良さがあるよ。
このような励ましの言葉を受けても、心が沈んでいる時は素直に受け止められないものです。
こういう時こそ現実逃避の道を選ばずに、あえて目の前の問題集を開いて一問でも多く解いたり、復習に徹するようにすることで、雑念や邪念が減少するようになります。
他人と比較して自分の優劣をつけようとすると、十中八九苦しみが残るものですが、勉強という一対一のトレーニングと向き合うことで、否応にもレベルアップして行きます。
世の中上を見ればキリがありませんが、一冊の問題集と向き合い続ければ必ず終わりが見えてきます。
想像の世界は堂々巡りですが、勉強したという確かな実績が合格へと近づいていきます。