今回紹介する作品は、定期的に紹介している高齢者・老人福祉分野が主体となったコミックです。
このブログをきっかけに初めて手に取られたという合格者の方の声も届いています。
紹介順
・ヘルプマン
・僕は介護職員一年生
・ハードロック介護
・任侠ヘルパー
・いぬやしき
イブニング『ヘルプマン!』 全27巻 完結
週刊朝日『ヘルプマン! ! 』 全10巻
週刊朝日『ヘルプマン!! 取材記』 全3巻 連載中
くさか里樹による日本の老人介護漫画作品。
2003年より『イブニング』にて全27巻発売。
2014年より『週刊朝日』にて連載中。現在全5巻発売中。
舛添要一都知事も薦める介護保険マンガ。
全国高等学校の教科書にも推薦される。
一人の高校生が介護士とし、日々成長していく様子を描く。
軽いタッチの描画で、わかりやすく、高齢社会の問題点をリアルに描く現代コミック。
10巻では、社会福祉協議会の社会福祉士としての描写があるようです。
福祉の世界の現実や課題が生々しく描いているので、怖さを感じる方もいるかもしれない反面、この作品を読んでケアマネの資格取得を目指された方もいるようです。【参照】
第40回日本漫画家協会賞本賞受賞作品でもあります。
- 介護保険制度編(第1巻)
- 在宅痴呆介護編(第2巻)
- 介護虐待編(第3巻)
- 高齢者性問題編(第4巻)
- 介護支援専門員編(第5~7巻 ) -ケアマネの仕事 神崎仁を中心に
- ケアギバー編(第8巻) -認知症の家族を残しては出勤できない 一緒に留守番してくれるヘルパーさんは
- 介護福祉学生編(第9~10巻)-福祉専門学校1年生 北丈夫の成長
- 認知症編(第11~12巻)-やりてのサラリーマンが認知症になり 本人と家族がうまく対処できるようになるまで
- 介護職員待遇編(第13~15巻) -
- セカンドライフ編(第16~17巻) -脳梗塞後どのように行きていくのが幸せかの模索
- 成年後見制度編(第18~20巻) -認知症の老人の一人暮らし 隣人の彼女がわが家を訪ねてくることによるトラブルから
- 震災編(第21巻)
- 介護起業編(第22〜24巻)
- 認知症予防編(第25巻)
- 監査編(第26〜27巻)
イブニング版『ヘルプマン!!』 全10巻
- 介護蘇生編(第1巻)
- 高齢ドライバー編(第2〜3巻)
- 排泄編(第4〜5巻)
- 密愛編(第6〜7巻)
- 介護ボランティア編(第8〜10巻)
週刊朝日版『ヘルプマン!!取材記』 既刊3巻
『マンガ ボクは介護職員一年生』
漫画家の筆者が32歳で介護職員として新天地を切り開くエピソードです。
知識がほとんどない筆者が介護業界の言葉からしきたり、ノウハウを学んでいく実話です。
業界未経験の方は追体験できるような内容です。
けあサポでも紹介されています。
Blog of the year2015で優秀賞受賞
1日15万PVのホッコリ介護4コマが話題の
人気ブログ『コバヤシの、ハードロック介護! 』がついに書籍化!
暗い、汚い、ツライ……
そんな介護のイメージをぶっこわす!
介護士コバヤシが、明るくてふっと笑えるような
介護施設での日常を4コマ漫画にしました。
ご家族の介護に疲れてしまった人、
介護士として働くのがしんどい人、
まだまだ介護とは縁遠いと思っている人にも読んでもらいたい
あたたかくて、介護生活がもっと楽しくなる施設での毎日です。
介護が楽しくなるヒントがきっと見つかります。
(amazonより)
作者の実体験を元に介護のイメージを打ち破るような世界観が描かれています。
なんと作者のコバヤシさんは第31回社会福祉士試験にリベンジ合格を果たされたそうで、受験への思いが込められた内容が自身のブログに書かれていました。
『絶対合格』というキーワードが受験へのモチベーションにつながっていたようですね。
余談ですが、介護職員向けのこのような作品が昨年の9月に発売されたようです。福祉職全般に共通しているテーマでもありますね。
マンガでわかる介護職のためのアンガーマネジメント: イライラ、ムカムカ、ブチッ! をスッキリ解消。怒りに振り回されないための30の技術
- 作者: 安藤俊介
- 出版社/メーカー: 誠文堂新光社
- 発売日: 2019/09/03
- メディア: 単行本
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映画「任侠ヘルパー劇場版」
2009年7月期に放送された人気TVドラマ「任侠ヘルパー」が遂に映画化!
極道者が敵対するシマで素性を隠して老人介護をするという前代未聞のストーリー展開が人気を呼び、最高視聴率17.8%、平均視聴率15%を記録。
老人介護問題、いじめや家族の絆、教育などの社会問題にも真摯にスポットを当てながらもヒューマンな感動を散りばめ、国際ドラマフェスティバルでは優秀賞を受賞するなど高い評価を受けた。
その後も、ファンの強い要望に応え、「任侠ヘルパースペシャル」も放送され、そして、今回、満を持して映画化。
主演の翼彦一を演じる草なぎ剛以外は、TVシリーズからほぼ一新。安田成美、夏帆、風間俊介、香川照之、黒木メイサ、堺正章、杉本哲太、宇崎竜童等、豪華キャストが集結し、映画ならではの新たなストーリーが展開する。
「任侠道」を胸に、強大な敵と闘い奮闘する彦一の姿を草なぎ剛が熱演。
TVシリーズからさらに社会の歪みに深く切り込んだ社会派ムービーの側面も持ち、加えて任侠映画ならではの本格アクションも満載の骨太な本格任侠エンターテインメントが誕生した! !
<Amazon説明文より>
極道とヘルパーというミスマッチな題材が話題になった劇場版ですが、今年になって話題が事を欠かないSMAPの草なぎ剛が演じる彦一は「弱きを助け、強きをくじく・・・」と任侠精神を持っていますが、劇中ではヘルパーとしての役割は果たしてはいません。
本作では、暴力団と貧困ビジネスとの関連が浮き彫りになっていますが、高齢化社会の闇の側面を鮮明に描いています。
漫画『いぬやしき』
58歳サラリーマン2児の父。希望もなければ人望もない人生を過ごしていましたが、ある日を境に特殊能力を手に入れた主人公は、罪なき人間や難病に苦しむ人々をその力で救うことで人生の生きがいを得て行くというエピソードです。
フィクションですが、福祉という観点から見ると異色になりますが実写映画化、アニメ化するほど反響を呼びました。