令和6年度宅地建物取引士(以下宅建)試験が終わりました。
この記事をご覧の大半は、受験生当事者と想定して記事を作っています。
まず何より、無事に受験されてまことにお疲れ様でございました。
そもそも当日を迎えるまでも平坦な道のりではなかったでしょうし、色んなことを我慢したり、周囲のサポートを受けたりして乗り越えられたのですよね。
19日の15時過ぎに急に「今すぐに書かなければ」という並々ならぬ思いが芽生えまして、仕上げることができました。
内容的には、試験終了後に御覧いただいても、参考になると思いながらまとめました。
まず、はじめに私のプロフィールをざっくり述べさせていただくと、私も13年程前に宅建試験を受験している経験者です。
おかげさまで合格をした後に、登録を行い、現在に至るまでに2回更新手続きも行っています。
しかしながら、この絶対合格ブログの原点にもつながりますが、私自身は独学かつ3度目の正直で合格点ピッタリでようやく合格できました。
昨年芸人のザブングルの加藤さんが4度目の挑戦で独学合格されたというニュースを知って、とても親近感が湧いたのを覚えています。
学生時代、面接と小論文の推薦入試で大学へと進学していたのもあり、長期的に広大な範囲を勉強した経験は皆無でした。
資格学校や通信講座を一切使わずに、市販問題集中心でしたので、見様見真似で取り組んだ結果、3年かかったという顛末です。
私は宅建に合格した3ヶ月後には社会福祉士国家試験に一発合格し、その後も関連資格の精神保健福祉士国家試験にも合格を果たすなど、宅建に挑戦したおかげで得られた恩恵は今にも続いています。
そんな私がもっとも辛かったのは、宅建試験終了後から合格発表日までの40日間でした。
当時の宅建試験の合格予想点の乱気流話を振り返ってみてもよろしいでしょうか。
ご存知のように宅建試験は受験生全体の出来具合で点数が上下する相対評価試験。
3回目の試験時の自己採点は36点で、34〜35点がボーダーラインに位置していました。
マークミスや正答が模範解答から異なっていたら一貫のおしまいになるので、首の皮一枚でつながったような気持ちから夜も眠れずに、日常生活にも支障を来しているくらいでした。
頼むから1点でも下がってくれるようミラクルに期待し続けましたが現実は非常で、合格発表日前の1週間前になって、全く予想もしなかった出来事が生じたのです。
問題文の誤植が1問発覚して、没になったのです。
その結果、合格点が1点底上げという展開となり、36点になる可能性が浮上しました。
運命のいたずらのように、当時の自己採点は36点。
これでだめなら宅建試験から去ろうと思っていたのですが、点数もサローで、嫌な予感が俄に現実味をおびてきたのです。
あのときは本当に被害妄想がMAXで、わざと苦しみの試練を与えたのかと、運命を恨みたくなるような気分にも陥りました。
ラスト1週間の記憶は薄れていますが、とにかく不安で不安で、最悪の想像ばかり描いていたのを覚えています。
そして迎えた合格発表当日、脳裏に描いていたバッド・エンドではなくて、ミラクル・エンドが待っていたのです。
合格点ジャストで受かることができました。
ここまで御覧いただき、ありがとうございます。
自分語りがだいぶ長くなってしまいましたね。
それくらい宅建受験経験は自分の中で大きいと言う言葉では表せないくらいで、あの自分との想像力に苦しみ続けた40日間があるからこそ、これから受験するみなさまへメッセージを送らせていただければと立ち上がりました。
16時から勢いのまま書き始めて、20分が経ちました。
今、この文章を御覧いただいている受験生様は、もしかしたら既に受験を終えて、自己採点等を行ったのかもしれません。
今年は36点以上になるのかどうかで不安な気持ちの方が多いのではないかと想像しています。
SNS上や講師の試験難易度感想、講評を見ると、高得点が際立つように感じますが、その世界が全てではありません。
試験終了後に撮影した令和6年度宅建試験合格点予想コクワガタ占いを用意しましたので、気休めにでもご覧いただければ幸いです。
本当に長くなりましたが、最後に。
これから受験に挑まれる方も、既に終えられた受験生様も、共通してお伝えしたいことは、一つだけです。
くじけそうになっても、どうか最後まで諦めないでください。
試験中に手応えがなくても、自己採点結果が振るわなくても、合格発表日その瞬間まで蓋を開けてみなければわかりません。
諦めずに、これまで培ってきた全てをぶちまけられれば、天運が味方してくれます。
諦めない勇気を持った人間に合格はついてきます。
この記事を御覧いただけたのも何かの縁です。
あなた様の絶対合格を心より願っております。
