第29回国家資格キャリアコンサルタント実技面接試験の全日程が終了しましたね。
7月の受験は暑さとの闘いにもありますから、受験を終えられるまでが苦労の連続だったことだと思います。
全ての試験を終えて、様々な感情が交錯されながらこの記事をご覧になっている受験生さまも多いのではないかと想像しています。
この実技試験は模範解答が存在しないため、自己採点しようがないところが心の切り替えが難しい一因でもありますよね。
結果通知に点数とランクで評価されることとなりますが、「なぜそうなったのか」の解説はありませんので、最終的には自分の中でどう折り合いをつけるかが肝心になってきますよね。
私は論述試験においても、欄外に回答を記入したり、誤字があることに後ほど気づいて後悔していましたが、結果的にはおそらく多少の減点で救われた形です。
既に「ああしておけば」「もっとああできた」点が次から次へと湧き出ている方も少なくはないかもしれませんが、できていた点がそれ以上にあるはずです。
何が欠けていて、どうしたらより良い支援ができるのかの視点を持てる方は、本試験でもベストな応対で臨めていたのだと私は想像しています。
私自身、できなかったことが多くて、モヤモヤが残った実技面接試験ですが、その主因は相談者の感情面を引き出せた実感がなかったからでした。
しかしながら振り返ってみれば、相談者が現状の何に困っていて、どのような問題があるのかの背景については、ある程度聞き取れて、問題把握の共有は一定のラインまで行えたようにも思えます。
約7割の点数でしたが、試験に求められている評価区分には当てはまっていた対応だったと知りました。
今の段階では自己採点もできずに、試験官からのフィードバックもありませんので、消化不良のように悶々とした気持ちを抱えておられるかもしれませんが、どれだけ最善を尽くしても、かんぺきなロールプレイや口頭試問は存在しませんよね。
自分ができなかったと思っていても、試験官や相談者にとっては評価されていた可能性もありますので、今のこのもやもやを抱えたままにせずに、実務や日常生活の場面で昇華できたらいいですよね。
私の場合は、キャリコン試験で培った経験を実際の個人面談で取り組みながら、なるべく想像の世界で留まり続けないように努めました。
8月下旬は絶対合格の未来が待っていますように。