2月2日赤マル福祉さまが第28回精神保健福祉士国家試験分析を公開されました。
この記事では、過去全16年分(13回~28回)の試験難易度分析推移をまとめています。
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◆ 第28回精神保健福祉士試験分析
2月2日公開
■ 共通科目
今回の共通科目は、ここ数年と比較して難易度が高く、多くの受験者が思うように点数を伸ばせなかった可能性があります。実際に試験を受けた方の中には、途中で強い不安や焦りを感じた方もいらっしゃったかもしれません。
しかし、知らない内容が出題されたからといって思考を止めてしまうのではなく、選択肢を一つひとつ丁寧に読み、「明らかに誤っているもの」をどれだけ除外できたかが問われる試験でもありました。完璧に理解していなくても、これまでの学習の積み重ねによって培われた判断力や基礎知識を活かすことで、部分点的に拾える問題も少なくなかったと考えられます。
■ 専門科目
例年とは異なる切り口の出題も多く、前回の試験と比較して点数を取りにくいと感じた方も少なくなかったものと思われます。しかしながら、正解すべき基本的な問題も確実に含まれており、1点ずつ着実に積み重ねていく姿勢が、これまで以上に重要であったといえます。
過去問学習を土台としつつ、テキストや参考書で関連知識を整理し、理解を深めてきたかどうかが問われる試験であったといえるでしょう。
過去問学習の重要性は変わらない、といえる出題内容でした。
より詳しくは
合格点を推測するのに有効なのは、他でもない受験生のデータなので、赤マル福祉の自己採点サービスか、拙ブログの自己採点投票をご利用いただければと思います。
◆ 過去15年分の試験難易度評価
第27回試験 合格点70点(専門のみ32点)
■ 共通科目
共通科目全体を概観すると、過去に出題実績のない内容であったり、今までとは異なった角度からの出題が例年よりも多く、点数が取りにくいように思います。受験された方は特にそのように感じたのではないのでしょうか。
その一方で、確実に正解してほしい問題もちりばめられており、ここで点数を取りこぼさないためにも、過去問学習を通し、出題された内容と合わせて関連する事項についての理解が必要、といえる出題内容でした。
■ 専門科目
今回の国家試験から、専門科目の問題数が80→48問と大幅に減りましたが、奇をてらうような問題は少なく、精神保健福祉士としての資質を問う出題が48問の中に凝縮されており、良問であったように思います。
過去問学習を通し地道に試験勉強を積み重ねていくことの重要性が変わることはない、といえる出題内容でした。
第26回試験 合格点95点(専門のみ44点)
■ 共通科目
共通科目全体を概観すると、手ごわい問題がある一方で、確実に正解してほしい問題も多く見られました。これらの問題でしっかりと点数を取ることが合格する上で必要不可欠であり、例年通り、過去問学習の重要性は揺るがない、といえる出題内容でした。
難易度が気になる方も多いと思います。また、前回の受験者全体の合格率は例年よりも高い水準となりました。点数が取りやすい=合格しやすい、とはいえず、前回の試験より点数が取りやすい傾向にあったかどうかについては、赤マル福祉のWeb自動採点にて精緻な集計結果を表示しますので、ぜひこちらをご活用ください。
■ 専門科目
精神保健福祉士の専門科目で出題される80問につきましては、過去にもカリキュラム変更がありましたが、精神保健福祉士になるにあたり理解しておくべき内容は大きく変わっていません。来年度以降の新カリキュラムでも、その流れが変わることはないものと考えられます。過去問学習が必要不可欠であることは不変、といえる出題内容でした。
第25回試験 合格点95点(専門のみ49点)
■ 共通科目
共通科目に苦手意識を持つ方も多いと思いますが、確実に正解してほしい問題も多く見られました。1点でも多くの点数を取るためにも、「過去問学習の重要性に変わりはない」といえる出題内容でした。
■ 専門科目
精神保健福祉士の専門科目で出題される80問につきましては、資格創設から有資格者として理解しておくべき内容について大きく変わっておらず、過去問学習の重要性が揺るぐことはない、といえる出題内容でした。
第24回試験 合格点101点(専門のみ47点)
■ 共通科目
共通科目全体を概観すると、各科目とも重要事項を中心に出題されたものの、昨年と比較して踏み込んだ出題内容が増加しており、難易度についてはやや難化したものと思われる。
■ 専門科目
精神保健福祉士として求められる資質が大きく変わることはなく、過去問学習を地道に積み重ねることにより合格することが可能、といえる出題内容でした。問題の一部に踏み込んだものも見られたことからも、専門科目全体の難易度につきましては、昨年と比較して同程度~やや難化したものと思われます。
●第23回試験 合格点94点(専門のみ44点)
■ 共通科目
共通科目全体を概観すると、出題内容や難易度については例年の流れを汲んだものが大半を占めた。今までに繰り返し出題された重要事項についての理解を問うものも多く、難易度については例年並みであったものと思われる。
■ 専門科目
過去問の出題内容に加え、関連する内容についての理解も問われたことに加え、例年とは異なった新傾向の出題も見られたことからも、専門科目全体の難易度につきましては、昨年よりも難化したものと思われます。
●第22回 合格点90点(専門のみ40点)
■ 共通科目
共通科目全体を概観すると、社会福祉士として身につけておくべき理解度を評価する問題も多く見られた。しかしながら、一部の科目に新傾向の問題が集中するなど、例年と比較して難易度の高い問題が増加したため、共通科目全体の難易度については昨年並み~やや難化したものと思われる。
■ 専門科目
国家試験では、正解すべき問題で確実に点数を取れたかが試されます。合格するためには過去問学習が必要不可欠であることは不変であり、専門科目全体の難易度につきましては、昨年とほぼ同程度であったものと思われます。
●第21回 合格点87点(専門のみ41点)
共通科目→出題内容や難易度については前回のものを踏襲したものといえるものであった。
難易度については前回よりもやや難化したものの、前々回よりは取り組みやすい出題内容であったものと思われる。
専門科目→科目によっては多少難易度の高いものもみられましたが、合格するためには過去問学習が必要不可欠、といえる出題内容であり、難易度につきましては、昨年とほぼ同程度であったものと思われます。
●第20回 合格点91点(専門のみ44点)
共通科目→比較的よく出る語句や内容であっても、今までとは異なった視点からの出題がみられた。これらの問題に適応できたかが試されるものといえる傾向であり、難易度については例年並み~やや難化したものと思われる。
専門科目→専門科目全体を通しての難易度につきましては、例年とは違った切り口からの出題であったり、見慣れない語句が増えたことを踏まえますと、昨年よりやや難化したものと思われます。
●第19回 合格点91点(専門のみ44点)
共通科目→全体的には標準的レベルの問題が多く、ここ最近の傾向を継承していることからも、難易度は昨年並みであったと思われる。
専門科目→テキストや参考書等で理解を深めたかが試される問題も多く、昨年よりやや難化したものと思われます。
●第18回 合格点86点(専門のみ42点)
共通科目→難易度については昨年とほぼ同程度であったといえよう。
専門科目→本質的な部分では大きく変わりはなかった、といえる出題内容でした。
●第17回 合格点91点(専門のみ44点)
共通科目→難易度は昨年よりもやや易化したものと思われる
専門科目→専門科目全体の難易度としては、例年と大きく変化していないものと思われます。
●第16回 合格点81点(専門のみ38点)
共通科目→例年通り
専門科目→難易度は例年と大きく変化していないものと思われます。
●第15回 合格点72(この回から163点中)点(専門のみ33点)
共通科目→昨年(第14回)並み~やや難しいもの
専門科目→出題形式の変化等により、昨年よりも難易度が上昇したものと思われます。
●第14回 合格点73(156点中)点(専門のみ35点)
共通科目→昨年並み(第13回)~やや難しいものと思われる。
専門科目→例年同様、比較的得点しやすい傾向は変わらない。
●第13回 合格点73(156点中)点(専門のみ35点)
共通科目→例年並みの難易度
専門科目→例年同様、比較的得点しやすい傾向は変わらず