今回は、令和6年度第27回精神保健福祉士試験、第37回社会福祉士試験、第26回国家資格キャリアコンサルタント試験受験生に共通する「初期段階で勉強をする上での思い込みあるある打開編」です。
複数の出題科目がある資格試験全てに共通するスタンスでもあります。
問題集、最初から手をつけなくても合格できます
いざ対策問題集を手にして、開いてみると、あまりにもの掲載量に圧倒されて、どうやって勉強を初めたら良いのか立ち止まって進めなくなってしまう状況に陥るかもしれません。
そこで今回、勉強の効率を重視したお話をすると、問題集の1ページ目から解く必要はないということです。
どこから解いてもOK!
抵抗が少ないページから解いていいんです。
なぜこのような言い方をするかと言うと、過去問題集や分野別問題集の場合、1ページを開くと、わけがわからない文字が羅列しているような、馴染みが薄い分野が飛び込んでくる可能性があるからです。
第一印象で、「難しすぎてやる気が起きない」とインプットされてしまうと、そこから立て直すのは容易ではありません。
学習初期は、いかに勉強の抵抗を減らせるかという点に赴きを置くことをオススメしています。
社会福祉士試験の場合、18科目群を分野別に見てみると、どこかしら一度は目にしたことがあるようなキーワードが載っているページや、人生経験がある分野があると思いますので、少しでも「ここからならやりやすそうだな」と感じられるところを見つけられたら、そこからスタートしてみてください。
人は誰しも新しく始めようとすることに恐怖を感じたり、手をつけることにためらいを持つようになる習性がありますが、何度も何度も繰り返しているうちに「できる」「わかる」経験が蓄積されて行って、意識が変容します。
そのためには、全然分からない科目よりも、見たことがある、やりやすそうな科目からスタートして、勉強の習慣をつけることに主眼をおくことが絶対合格の要です。
繰り返しますが、どこから勉強を始めても、最終的に網羅できていれば万事OKです。
学校教育の国語の授業では、順を追って学びますから、初めから勉強することが常識的な取り組みだと思われる方もおられるかもしれません。
資格試験の場合は、複数の出題科目が用意されており、総合力が問われますので、どこから始めてもOKですし、何なら本試験でも問1からではなくて、解きやすいところや得意分野からスタートしてOKです。
最初の段階では、わかる実感が少なくとも、数をこなして行くことで、ある時突然スッと理解できるようになったり、別の科目でも関連用語が登場して、俯瞰して分かる体験もあるあるです。
資格試験はメンタル面要素も大きいので、「自分ならできる」と思えるようになるためには、「わかる実感」が重要です。
あえて難問に挑む必要はありませんし、効率が悪いです。
「苦あれば楽あり」と、修行僧のようにあえて最初から難しい分野に挑むような修羅の道もありますが、志半ばで挫折して、そのまま勉強に苦手意識を持って離脱してしまうような末路を辿ってしまうかもしれないので、オススメはしません。
本試験でも鬼問・難問と呼ばれる初見問題が必ず出てきますが、「木を森を見ず」ということわざのように、捨て問だと割り切って、解きやすい問題を確実に解ければ合格できるように作られています。
1日○時間勉強しないと受からな・・・くはありません。
次に、勉強の時間や取り組み方についての「あるある」です。
先日、資格取得に必要な総学習時間について取り扱ったばかりですが、関連書籍やネット、学校情報等から、「この資格に合格するためには○○時間以上の勉強が必要だ」という声を耳にする日がくるかもしれません。
ですが、資格試験において、万人に共通する絶対的な正解はありません。
例えば、「BRUSHUPサイト」では、私が最近受験した国家資格キャリアコンサルタント学科試験に要する勉強時間目安として、「100〜200時間」と書かれていますが、実際に私の総受験勉強時間は50時間未満でした。
「1日○時間以上しないと受からない」という意見も目にすることがあるかもしれませんが、絶対ではありません。
私は30代になってからは、1時間以上集中が続かないので、1日5分だけとか、10分+10分という細切れ分散学習を実践し続けて、第5回公認心理師国家試験とキャリアコンサルタント学科試験に合格できています。
勉強時間よりも、自分の特徴に合った勉強スタイルで内容を理解できているかが絶対合格の要になっています。
以上、万人に共通する資格試験勉強取り組みの「正しい答え」は存在しません。
また、一朝一夕では「わかる感」や「できる感」は体感できません。
「継続は力なり」は万人に共通します。
試行錯誤を続けながら、諦めずに自分なりの勉強法を探求して行ってくださいね。
そのためにこの絶対合格ブログもお供させていただきます。